浮舟
前場では宇治の柴積み船のほとりに住む女の姿で現れ、旅僧に浮舟の物語を語り、住まいは小野であると明かして、物の怪に苦しむ身を法の力で救ってほしいと頼み、浮き立つ雲のように姿を消す。後場では霊として現れ、妻戸を放って宇治川へ出た夜の次第と、横川の僧都に見付けられて法の力を頼む今のありさまを語り、僧の弔いを受けて執心が晴れ、都卒天に生まれると告げる。本IDは源氏物語側マスタと同一である。
呼び名:草船の女・小野の女同じ人でも、立場や場面で呼び名が変わります。
前場では宇治の柴積み船のほとりに住む女の姿で現れ、旅僧に浮舟の物語を語り、住まいは小野であると明かして、物の怪に苦しむ身を法の力で救ってほしいと頼み、浮き立つ雲のように姿を消す。後場では霊として現れ、妻戸を放って宇治川へ出た夜の次第と、横川の僧都に見付けられて法の力を頼む今のありさまを語り、僧の弔いを受けて執心が晴れ、都卒天に生まれると告げる。本IDは源氏物語側マスタと同一である。
呼び名:草船の女・小野の女都方より出でた諸國一見の僧。初瀬に参籠したのち都へ上る道すがら宇治の里に立ち寄り、柴積み船の女から浮舟の物語を聞く。女に請われて小野を訪ね、宿も定めず経を讀んで浮舟の跡を弔い、その霊を成仏へ導く。
呼び名:諸國一見の僧本曲には登場せず、地の語りの中で、浮舟を宇治にかりそめに据えた薫中將として語られる。本IDは源氏物語側マスタと同一である。
呼び名:薫中將本曲には登場せず、クセの中で、浮舟を忍び訪れた兵部卿の宮として語られる。本IDは源氏物語側マスタの三の宮(匂宮・匂兵部卿)と同一である。
呼び名:匂宮・兵部卿の宮謡の地の文を担う。