日かずへて
かされしよはの
たび衣たちわかれつゝ
いつかきてみん
日数を数えて着重ねたこの世の旅衣。立ち別れながら、いつまた着て見ることができるでしょう。
発音の読み:ひかずえて / かされしよわの / たびごろも / たちわかれつつ / いつかきてみん
日かずへて
かされしよはの
たび衣たちわかれつゝ
いつかきてみん
日数を数えて着重ねたこの世の旅衣。立ち別れながら、いつまた着て見ることができるでしょう。
発音の読み:ひかずえて / かされしよわの / たびごろも / たちわかれつつ / いつかきてみん
わかれゆく
うはのそらなる
から衣ちぎりふかくは
まだもきてみん
別れて行く、うわのそらの唐衣。契りが深いのなら、まだ着て見ましょう〔また会いましょう〕。
発音の読み:わかれゆく / うわのそらなる / からごろも / ちぎりふかくは / まだもきてみん
かりそめに
ちぎりし人の
おもかげをわすれもやらぬ
身をいかゞせん
かりそめに契った人の面影を、忘れることもできないこの身を、どうすればよいのでしょう。
発音の読み:かりそめに / ちぎりしひとの / おもかげお / わすれもやらぬ / みおいかがせん
かりそめに
いでにしものを
きてみればとちふずのへと
おるぞかなしき
かりそめに出てきたのだった。帰って来て見れば、とちふずの辺にいるのも悲しい。
発音の読み:かりそめに / いでにしものお / きてみれば / とちふずのえと / おるぞかなしき