ATAWI 古典文学JAPANESE CLASSICS, AT YOUR PACE

謡曲「羽衣」 / 第6場面

天上への帰還

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天上への帰還をもとにした創作画
あらすじ・人物・読み方

天人は二三五夜の空に満願真如の影となり、国土に七宝の宝を降らして功徳を施す。やがて羽衣は浦風にたなびき、浮島の雲・あしたか山・富士の高嶺も霞に紛れて、天人は天つ御空へ消えていく。

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謡曲「羽衣」・第6場面0 / 2
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地謡「花を挿頭の、天の羽袖、なびくも返すも、舞の袖。地謡「東遊の数々に、数々に、その名も月の、いろびとは、二三五夜中の、空にまた、満願真如の影となり、御願円満・国土成就、七宝充満の宝を降らし、国土にこれを、施しなさるそのうちに、時移って、天の羽衣、浦風にたなびきたなびく三保の松原、浮島が雲の、愛鷹山や富士の高嶺、かすかになって、天つ御空の、霞に紛れて、消えてしまった。

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底本:『謡曲二百番:四流対照』下巻 芳賀矢一訂、金港堂書籍、明治42年[1909](国立国会図書館蔵 94-567)所収「羽衣」。本文画像:所蔵機関の公開資料。

明治42年(1909)芳賀矢一訂『謡曲二百番:四流対照』下巻(金港堂書籍、国立国会図書館蔵 94-567)所収「羽衣」(観世流)の本文を、国立国会図書館デジタルコレクションの原画像と照合した独自編集本文です。底本の主文(観世流)の字句を残し、他流の異文符は本文に含めていません。発音の読みと独自訳を添えています。