ATAWI 古典文学JAPANESE CLASSICS, AT YOUR PACE
柿の木の山伏と、それを見つけた柿主。柿山伏の物語をもとにした創作画

未詳 / 室町 / 狂言の台本

狂言「柿山伏」 かきやまぶし

食べたい気持ちと、とっさの言い訳。
山伏と柿主のやりとりを楽しむ。

いま読めます / 全4場面・無料

柿の木の上で、山伏は何になる。

柿の木の上で、鳶のまね。柿を盗み食いする山伏と、犬・猿・鳶と言い立ててからかう柿主の狂言です。

柿畑の見回りに出た柿主と、柿を盗み食いする山伏の狂言です。斎の明けに喉が乾いた山伏は、人のいない柿の木に登って実を食べるが、柿主に見つかります。柿主は大きな姿を見破りながら、犬だ、猿だ、鳶だと次々に言い立てて鳴きまねや飛行を強います。落ちて腰を打った山伏は看病を命じ、祈祷のまねごとで柿主を転ばせて得意がりますが、なおも言い張るため追い込まれて逃げ出します。狂言の台本。

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全4場面

挿絵・人物画は本文をもとにした創作イメージです。原典の図版や史料の再現図ではありません。

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山伏

柿の木に登って柿を盗み食いする山伏で、シテを務めます。斎の明けの喉の渇きに耐えかねて柿を盗みますが柿主に見つかり、犬・猿・鳶のまねを強いられます。落ちて腰を打ちながらも、祈祷の功を説いて看病を言い張ります。

柿主

柿畑の持ち主の耕作人で、アトを務めます。柿を盗み食いする山伏の正体を見破りながら、犬だ猿だ鳶だとわざと言い立ててからかい、最後は追い込んで追い払います。

出典・本文の注記

底本:『和泉流狂言大成 第3巻』山脇和泉著、わんや江島伊兵衛、大正8年[1919](国立国会図書館蔵 6-364)所収「柿山伏」。本文画像:所蔵機関の公開資料。

大正8年(1919)山脇和泉著『和泉流狂言大成 第3巻』(わんや江島伊兵衛、国立国会図書館蔵 6-364)所収「柿山伏」(和泉流)の本文を、国立国会図書館デジタルコレクションの原画像と照合した独自編集本文です。底本の字句を残して通行字体に写し、句読点を補っています。発音の読みと独自訳を添えています。

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