ATAWI 古典文学JAPANESE CLASSICS, AT YOUR PACE

源氏物語 第4帖

夕顔 ゆうがお

あらすじ

五条の隣家から届いた夕顔の歌をきっかけに、源氏は身元を明かさぬ女君と逢瀬を重ねる。女君の突然の死、右近が語る来歴、源氏の追善と別れを描く。

この帖の人物

光源氏惟光大弐の乳母空蝉伊予介夕顔右近少将の命婦小君軒端荻

場面

第1場面 五条の隣家

源氏が乳母を見舞う途中、隣家の垣根に目を留める。

第2場面 空蝉への執心

空蝉の冷淡さが源氏の心に残るうち、伊予介が上京する。

第3場面 秋の訪れと六条

秋を迎え、君の通いが途絶えがちになった人々の思い。

第4場面 隣家の消息

惟光が隣家で見聞きしたことを報告する。

第5場面 十五夜の隣家の声

月明かりの差す家で、源氏は隣家の暮らしの声を聞く。

第6場面 荒れた院へ

源氏と女は近くの院へ移り、明け方の道と行く末を歌に詠む。

第7場面 夜の夢と消えた灯

眠った源氏の枕元に女が現れ、目を覚ますと灯りが消えている。

第8場面 惟光の到着と悲しみ

惟光が到着し、源氏は悲しみをこらえきれず泣く。

第9場面 鳥辺野へ向かう夜

源氏は夕顔の亡骸をもう一度見るため、夜道を東山へ向かう。

第10場面 空蝉の便り

小君の来訪と空蝉の便りに、源氏は病後の筆を執る。

第11場面 四十九日の供養

源氏は密かに四十九日の法要を営み、願文に思いを託す。

原文だけで読むこの帖の和歌

底本:北村季吟編『湖月抄』延宝1 [1673] 跋・国立国会図書館蔵 本別3-1。本文画像:所蔵機関の公開資料。延宝元年(1673)刊『湖月抄』の大字本文を原画像とOCRで照合した独自編集本文です。通行字体・現行仮名へ写し、濁点・句読点を補い、反復符を展開しています。発音の読みと独自訳を添え、補った主語などは〔 〕で示します。

前の帖:空蝉全54帖の一覧次の帖:若紫