第1場面 五条の隣家
源氏が乳母を見舞う途中、隣家の垣根に目を留める。
源氏物語 第4帖
五条の隣家から届いた夕顔の歌をきっかけに、源氏は身元を明かさぬ女君と逢瀬を重ねる。女君の突然の死、右近が語る来歴、源氏の追善と別れを描く。
源氏が乳母を見舞う途中、隣家の垣根に目を留める。
空蝉の冷淡さが源氏の心に残るうち、伊予介が上京する。
秋を迎え、君の通いが途絶えがちになった人々の思い。
惟光が隣家で見聞きしたことを報告する。
月明かりの差す家で、源氏は隣家の暮らしの声を聞く。
源氏と女は近くの院へ移り、明け方の道と行く末を歌に詠む。
眠った源氏の枕元に女が現れ、目を覚ますと灯りが消えている。
惟光が到着し、源氏は悲しみをこらえきれず泣く。
源氏は夕顔の亡骸をもう一度見るため、夜道を東山へ向かう。
小君の来訪と空蝉の便りに、源氏は病後の筆を執る。
源氏は密かに四十九日の法要を営み、願文に思いを託す。
底本:北村季吟編『湖月抄』延宝1 [1673] 跋・国立国会図書館蔵 本別3-1。本文画像:所蔵機関の公開資料。延宝元年(1673)刊『湖月抄』の大字本文を原画像とOCRで照合した独自編集本文です。通行字体・現行仮名へ写し、濁点・句読点を補い、反復符を展開しています。発音の読みと独自訳を添え、補った主語などは〔 〕で示します。