第1場面 北山への療養
わらわ病の続く源氏は、北山の聖のもとへ、親しい供人だけを連れて出かけます。
源氏物語 第5帖
病の療養で北山を訪ねた源氏は、藤壺に似た少女を見いだします。少女との縁を望み、祖母や乳母とのやり取りを重ねます。
わらわ病の続く源氏は、北山の聖のもとへ、親しい供人だけを連れて出かけます。
供人たちは各地の景色を語り、明石に住む入道が、娘にかける望みを話します。
夕暮れ、源氏と惟光は、柴垣の向こうにいる尼君や少女の様子を見ます。
僧都は源氏を自分の僧坊へ迎えます。源氏は、昼に見た少女の身の上を尋ねます。
源氏は北山の夜明けを迎え、病の気分も和らぎます。迎えの人々が到着し、山を出る支度が進みます。
源氏は宮中に帰って療養の経過を伝え、その後、大殿の屋敷へ向かいます。
源氏は山へ文を送り、少女との縁を重ねて願います。
藤壺が里へ下がると、源氏は会う機会を求めます。
源氏は出かける途中、少女の祖母の病が重いと聞き、立ち寄って見舞います。
行幸の準備が続くなか、山からの便りで尼君の死を知ります。
父の兵部卿宮は、尼君を亡くした少女を引き取る意向を乳母に伝えます。
源氏は、少女を迎えるため、夜明け前に乳母のもとを訪れます。
突然の移動に乳母も少女も心を乱します。源氏は部屋を整え、少女のために人々を呼びます。
底本:北村季吟『湖月抄』延宝元年[1673]刊・国立国会図書館所蔵 本別3-1 第5冊。本文画像:所蔵機関の公開資料。延宝元年(1673)刊『湖月抄』の大字本文を原画像とOCRで照合した独自編集本文です。通行字体・現行仮名へ写し、濁点・句読点を補い、反復符を展開しています。発音の読みと独自訳を添え、補った主語などは〔 〕で示します。