ATAWI 古典文学JAPANESE CLASSICS, AT YOUR PACE

源氏物語 第5帖

若紫 わかむらさき

あらすじ

病の療養で北山を訪ねた源氏は、藤壺に似た少女を見いだします。少女との縁を望み、祖母や乳母とのやり取りを重ねます。

この帖の人物

光源氏北山の聖明石入道惟光紫の上紫の上の祖母少納言の乳母北山の僧都頭中将左中弁桐壺帝左大臣葵の上藤壺王命婦兵部卿宮

場面

第1場面 北山への療養

わらわ病の続く源氏は、北山の聖のもとへ、親しい供人だけを連れて出かけます。

第2場面 明石の噂

供人たちは各地の景色を語り、明石に住む入道が、娘にかける望みを話します。

第3場面 柴垣の少女

夕暮れ、源氏と惟光は、柴垣の向こうにいる尼君や少女の様子を見ます。

第4場面 僧都のもてなし

僧都は源氏を自分の僧坊へ迎えます。源氏は、昼に見た少女の身の上を尋ねます。

第5場面 山を出る朝

源氏は北山の夜明けを迎え、病の気分も和らぎます。迎えの人々が到着し、山を出る支度が進みます。

第6場面 都への帰還

源氏は宮中に帰って療養の経過を伝え、その後、大殿の屋敷へ向かいます。

第7場面 山への文と使い

源氏は山へ文を送り、少女との縁を重ねて願います。

第8場面 藤壺への思い

藤壺が里へ下がると、源氏は会う機会を求めます。

第9場面 尼君を見舞う夜

源氏は出かける途中、少女の祖母の病が重いと聞き、立ち寄って見舞います。

第10場面 尼君の死を知る

行幸の準備が続くなか、山からの便りで尼君の死を知ります。

第11場面 父宮の迎えの意向

父の兵部卿宮は、尼君を亡くした少女を引き取る意向を乳母に伝えます。

第12場面 夜明け前の訪問

源氏は、少女を迎えるため、夜明け前に乳母のもとを訪れます。

第13場面 二条院での暮らしの始まり

突然の移動に乳母も少女も心を乱します。源氏は部屋を整え、少女のために人々を呼びます。

原文だけで読むこの帖の和歌

底本:北村季吟『湖月抄』延宝元年[1673]刊・国立国会図書館所蔵 本別3-1 第5冊。本文画像:所蔵機関の公開資料。延宝元年(1673)刊『湖月抄』の大字本文を原画像とOCRで照合した独自編集本文です。通行字体・現行仮名へ写し、濁点・句読点を補い、反復符を展開しています。発音の読みと独自訳を添え、補った主語などは〔 〕で示します。

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