源氏物語 第49帖
宿木 やどりぎ
あらすじ
藤壺の女御が亡くなり、忘れ形見の皇女をめぐって帝は薫に婿の意向をほのめかす。匂宮は六の君と婚儀を挙げる一方、二条院の中の君とも契りを深め、中の君は懐妊して男子を産む。女二の宮の裳着と三条の宮への移転が進むなか、薫は宇治で中の君の異母妹・浮舟の存在を知り、心を惹かれていく。
この帖の人物
場面 第1–5場面
第1場面藤壺の女御と忘れ形見の宮今上の寵愛を受けた藤壺の女御が、皇女の裳着を前に物の怪に亡くなる。帝は忘れ形見の宮を引き取り、婿には薫をとほのめかし始める。第2場面御碁のほのめかし帝は薫を召して御碁を囲み、皇女の婿のことをそれとなく持ちかける。薫は女二の宮との結婚を思って逡巡する。第3場面六の君の縁談夕霧は帝の意向を聞き、娘の六の君を匂宮に嫁がせる話が進む。薫は中の君の行く末を案じる。第4場面新年の宮中年が改まり、帝は女一の宮・女二の宮をめぐる思いを新たにする。匂宮と六の君の婚儀の準備が進み始める。第5場面婚儀の準備と中の君の憂い匂宮と六の君の婚儀が近づく一方、中の君は二条院に迎えられる身の行く末を憂う。
場面 第6–10場面
場面 第11–15場面
場面 第16–20場面
場面 第21–25場面
場面 第26–30場面
出典・底本
底本:北村季吟編『湖月抄』延宝元年[1673]刊・国立国会図書館蔵 本別3-1 第49冊。本文画像:所蔵機関の公開資料。延宝元年(1673)刊『湖月抄』の大字本文を、国立国会図書館デジタルコレクションの原画像(IIIF)と照合した独自編集本文です。通行字体・現行仮名へ写し、濁点・句読点を補い、反復符を展開しています。発音の読みと独自訳を添え、補った主語などは〔 〕で示します。